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フィナンシェは、アーモンドパウダーと小麦粉、卵白、砂糖、焦がしバターを混ぜ合わせて作ったフランス発祥の焼き菓子です。
フィナンシェとは、フランス語で金融家という意味であり、1890年刊のピエール・ラカン著「フランス菓子覚書」には、証券取引所近くのサン・ドゥニ通りに店を構えていた菓子職人ラヌが考案したものとの記述があります。証券取引所の金融家達が背広を汚さずに素早く食べられるように工夫されたそうです。
フィナンシェは金の延べ棒を模したインゴット型という長方形の型で焼くのが特徴であるが、近年は、オーバル型、パウンド型など様々な形で焼かれています。
参考・引用:猫井登(2008)『お菓子の由来物語』幻冬舎ルネッサンス