オーストリア |
ザッハトルテは、チョコレート風味のスポンジにアプリコットジャムを塗り、特別なチョコレートのコーティングを施したウィーン発祥のお菓子です。
有力なのは次の2説です。
①ウィーン会議(1814-15年)が開催された折、主催者であり、議長を務めたオーストリアの政治家・宰相のメッテルニヒがフランツ・ザッハに会議のためのお菓子を作るよう命じたのがはじまりで、彼の名前をとり、「ザッハトルテ」と命名したという説。
②1832年、メッテルニヒが、特別な客をもてなすためのお菓子を作るよう料理長に命じようとしたが、料理長が病に伏せっていたため、見習いの16歳のフランツ・ザッハにその任命を命じ、彼がザッハトルテを作ったという説。
参考・引用:猫井登(2008)『お菓子の由来物語』幻冬舎ルネッサンス