イギリス |
スコーンは、イギリスのスコットランド地方で生まれたお菓子で、粗挽きの大麦粉を使って型抜きをせずそのまま焼いたバンノック(bannock)というお菓子が起源とされています。
19世紀半ばにベーキングパウダーやオーブンの普及によって、現在の形に近づいていきました。
名前の由来は、①スコットランドの古いことばゲイル語のSgonn(ひと口大)から来ているという説と、②イギリス・スコットランドのバースにある「スコーン城」の歴代国王の戴冠式に使用された椅子の土台の石が The Stone of Scone または The Stone of Destiny(運命の石)と呼ばれ、それに由来するという説。後者の説が有力です。
参考・引用:猫井登(2008)『お菓子の由来物語』幻冬舎ルネッサンス